最近になって少し気になることも出てきた。よく聞く話ではあるが,このまま子どもたちが便利なインターネットに慣れすぎてしまうことへの不安である。例えば小学校でインターネットの授業をすることについて,賛成する親が多数派だが,消極的な親も決して少なくない。有害コンテンツなどの危険を指摘する声が多いのはもちろんだが,「インターネットですぐに答えがわかっても,それは勉強と言えない」といった意見が多い。
この手の議論を目にすると,いつも思い出すことがある。もう7年も前の話だが,「ただいま,未熟な技術者が急増中」という記事を書くために取材した,ベテラン技術者たちの言葉である。この記事でベテラン技術者は,「初心者にも親切なWindows Serverのユーザー・インタフェースが災いしている。若い技術者がOSの仕組みを知らずとも,いろいろな設定画面を開いていじっているうちに,“なんとなく”設定できてしまうのが問題だ」と指摘していた。当面の問題を解決することはできても,「なぜそうしなければいけないのか,OSの内部やネットワークがどのように動作しているのか」をうまく説明できない技術者になってしまいやすいという。
つまり,「答え」に最短距離で到達することと引き換えに,「なぜかを考える」など技術者としての基本姿勢を失いかけている,とベテラン技術者は危惧していたわけだ。
同じことが,早くからインターネットに慣れてしまった子どもたちにも起こりはしないか。そうならないために,ツール(インターネットなど)の正しい使い方を教えることがまず大切だろう。しかし,ベテラン技術者の言葉に説得力があっただけに,本音を言えば筆者も気になっている。
早期化する子どものインターネット体験 - 記者のつぶやき:ITpro
ある程度の敷居の高さも必要か。その敷居を超えるために自力で学ぶことが重要と。
(via officek3)
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